・・・前回の続きになります。
電話の主は、騒音問題でクレーム入れてきた50代男性Xの隣の部屋の入居者である。

入居者:「すみません。駐車場で車にいたずらされたので防犯カメラの映像を見せてほしいのですが」
私:「車に傷をつけられた?」
入居者:「はい。昨日車を停めていたら車の後部に傷をつけられたんです」
私:「それはほんとうに駐車場でですか?」
入居者:「はい間違いありません。停める前に傷はなかったのですが、乗るときに傷があるのに気づきました」
私:「そうですか。しかし残念ながら駐車場を撮影している防犯カメラはないのですが」

詳しく話を聞いたものの駐車場での事故等については大家では責任はとれない。
この入居者も大家に責任を取ってもらいたくて電話をかけてきたのではなく悪質な犯人を捜したい一心での様である。
どうにもすることができないので一旦電話を切らせてもらった。
すると1週間後にまた私の電話が鳴った。
電話をかけてきたのは、騒音問題でクレーム入れてきた50代男性Xの斜め上の階に住んでいる4人家族の入居者である。

入居者:「すみません。今度家を新築することになりまして来月退去させて頂きたいのですが」
私:「そうですか。新築おめでとうございます。長くお住み頂いてありがとうございました」
入居者:「それで、大家さんに一応お伝えしたほうがいいかなと思ってることがあるのですが」
私:「はい。なんでしょうか?」
入居者:「実は先週の日曜日に家族で車で帰ってきて駐車場に停めたら、000号室の方が車のところに来られて棒の様なもので車に傷をつけられたんです」
私:「000号室の方?何かトラブルでもありましたか?」(騒音問題でクレーム入れてきた50代男性Xのこと)
入居者:「最初、車に私たち家族が乗っていないと思って車に傷をつけた様なのですが、私たちが車に乗っているのに気づくと、うるさいと怒鳴って部屋へ戻っていかれました。」
私:「・・・」
入居者:「それで警察を呼んだのですが、子供にまた危害を加えられたら怖いので、被害届は出さなかったのです」
私:「車の傷の求償はどうされえるのですか?」
入居者:「古い車なので弁償はいらないのですが、今後他の入居者にも迷惑な方なので大家さんにお伝えしたほうがいいと思って連絡させてもらいました」
私:「それはどうもありがとうございます」

これで点と点がつながって線となった。
2つの車に傷をつけたのは、騒音問題でクレーム入れてきた50代男性Xに間違いなそうである。
今までこの様な車に傷をつけるいたずら等一度もなかったのに、この50代男性Xが入居してから1ケ月に2件も起こっている。
また被害に遭われた方は2人とも、この50代男性Xがうるさいと指摘した方々である。
さて、これは大問題である。
大家として何とかしないといけない・・・次回に続く。