・・・前回の続きになります。

兄弟の学生入居者は、しばらく大人しくしていましたが、また入居者から夜電話がかかってきました。

入居者:「すみません。学生の方が、3階の窓から屋根に上ろうとされているのですが」
私:「屋根?」
入居者:「はい。PLの花火を屋根に上って見ようとしているのです」
私:「わかりました。すぐに見に行きます」

現地に行ってみると、もう解散したのか3階には誰もいません。
念のため兄弟の部屋を訪ねましたが、出かけた様で誰もいません。
翌日、兄弟に電話で連絡してみましたが、訪ねてきた友達の犯行で、厳重に注意してもらう様にしました。

それからまたしばらくして入居者から、夜、電話がかかってきました。

入居者:「すみません。駐車場で花火をしている方がいて、車に火花が飛び移りそうで危険です」
私:「花火?」
入居者:「はい。1階にお住まいの学生の方だと思います」
私:「わかりました。すぐに見に行きます」

現地に行ってみると、花火している人間はいませんが、かすかに花火のにおいが残っています。
早速兄弟の部屋を訪ねてみると、数人の男女が部屋にいました。

私:「駐車場で花火をされてましたよね?」
兄弟:「・・・」
私:「ほかの部屋の方から連絡があって。駐車場で花火をされると停めておられる車に危険です」
兄弟:「すみません」
私:「ルール違反で注意させて頂くのは3回目です。退去してください。明日ご両親と相談してください」
兄弟:「・・・」
私:「退去日が決まればご連絡ください」

私もこれ以上、別の入居者からクレームが続くのを放置するわけにもいきません。
すると翌日、その兄弟から電話があり

兄弟:「昨日はすみませんでした。」「反省しているので退去は許してください」
私:「ほんとうに反省されているのですか?」
兄弟:「はい。もう2度と注意される様なことはしません」
私:「次は、ほんとうに退去して頂きますよ」
兄弟:「はい。わかりました」

今回退去勧告が余程効いたのか、それ以来、多少のことはありましたが、いたって大人しくなりました。
そして兄のほうが、卒業し、そして弟もいよいよ卒業してマンションを去る日が来ました。
退去の日は、母親が立会され、無事卒業できたことにつき感謝のお言葉を頂きました。
いろいろありましたが、4年間、学生兄弟をお預かりして無事卒業して頂くことは大家の喜びにもなります。
立派な社会人になられることをお祈りいたします。