ある日、市の水道局から電話がかかってきました。
「所有されている賃貸マンションの今月の水道使用量が先月よりかなり増えていますが、水漏れとか発生していませんか?」という内容でした。
私が所有している賃貸マンションは、大家の私が水道局と一括契約していて、毎月各部屋ごとに検針して家賃と一緒に水道代を徴収しています。
早速、市の水道料金の推移をみると、ここ数か月いつもの月に比べて20%ほど増えている感じがします。
そして各部屋の料金の推移を見てみましたが、とくにどの部屋が増えているというわけではなさそうです。
どこで水漏れしているんだろう?
現地に行ってマンションの敷地をくまなく見て回りましたが、水が漏れている形跡はありません。
もしかして共用部の水道を誰かが勝手に使用でもしているのかと思いましたが、その証拠もありません。
仕方なくしばらく様子をみていたところ、また翌月にも水道局から同じ問い合わせがありました。
これはほっとくわけにもいかないので、市が指定している水道工事業者に数社来てもらうことにしました。
来てもらった1社は、敷地内を見てもらいましたが水漏れ箇所を発見できませんでした。
そして次に来ていただいた業者さんがなんと水漏れ箇所を発見してくれたのです。
マンションには、いくつかの雨水や汚水などの桝がありますが、ひとつの桝からかすかに水音が常時していて、業者さん曰く「常時この桝から水音がしているから、この近くで水漏れしてここに流れ込んでいるにるに違いないとのこと」です。
さっそく業者さんが、この桝の近くのコンクリートの斫り工事したところ、地下に埋設された水道管の継ぎ目が腐食していて、そこから水が勢いよく漏れていました。
地中30センチのところで水漏れしているので、素人にはまったく気が付かないはずです。
24時間休みなく漏れているので20%ほど水道料金が上がっていたのも不思議ではありません。
すぐに業者さんに水道管を交換してもらい無事に翌月から水道料金が通常の使用量に戻りました。
また水道局に水漏れがあったことを申請すれば1ケ月分だけは料金が返還されます。
現場をよく見ろといいますが、見るだけでなく聞くことも大事だと気付く1件でした。
そして業者さんによっても、課題を解決できる業者、課題を解決できない業者がいるということを改めて再認識することもできました。
これで来月から安心してマンション管理に励めるとホット胸をなでおろしましたが、またもや次の苦難が待ち構えていました。