先週、空室埋めのため2つの不動産会社を回ってきた。
本当は、あと数社回るのだが、コロナウイルスの影響もあるため近しいところだけを回ってきた。
いろいろな雑談のあと、コロナウイルスの影響を聞いてみると、3月初めまではそんなに影響を感じていなかったが、3月の中旬から、学生以外の特にファミリー向けの賃貸の問い合わせが激減したとの話であった。
今は国公立大学の学生需要でバタバタしているものの、学生需要が終われば一体どうなるのだろうと不安の様子だった。
年々ファミリー向けの需要は減っているとの事だが、今年は3月から全く電話問い合わせも来ない様である。
企業が転勤辞令を控えていることもあるのだろうが、自発的に引っ越したいと考えていたファミリー層が自粛しているのではないかとの推測だった。
こんな状態が4月以降も続くと不動産仲介店舗でも苦境に陥るところも出てくるかもしれない。
私の所在地では、ファミリー向けは入居より退去の方が多いらしい。

こういう時の空室対策は、より細やかな需要発掘をしていくしかない。
ファミリー向けをシェアルームへ回して需要を喚起する等である。
またより初期費用を圧縮して入居を促進することも大事である。
敷金礼金0はもちろんのこと、1ケ月間家賃を無料にするなど、いわゆるフリーレントにしてやる事である。
最終的に他の部屋と迷っている場合に、フリーレント1ケ月は最大の決め言葉となる。

近場の不動産仲介店舗も必死である。
お客さんが、不動産店舗に来ることなく、ネットでお部屋を閲覧できる様に工夫している様である。
例えば、お客さんが部屋を見たいといったら、その部屋にカメラをつけてバーチャルでお部屋見学させるというものである。
どれだけのお客さんが利用するのか不明だし、複数のお部屋をいちいち対応できるのかという疑問も感じるが、その様な時流にあわせた対応ができない不動産仲介店舗は真っ先に苦境に陥るのかもしれない。
私も不動産会社との話で1件1件を必ず成約に結び付けていかないといけないとの気迫を感じた。
少ないお客を確実に成約させていくしかない様である。
今まで迷ったり、逃げ越しになるお客さんは、去る者は追わずだった様だが、今年は去る者をとことん追っかけている。
大家もせっかく部屋を見学にきたお客さんを取りこぼさない様に、不動産仲介店舗と密に連携していかないといけない。
先日も迷っているお客さんに2日にわけて、2時間ほどお部屋に滞在してもらって、お部屋を決めてもらった。
この様な対応をしたのも今回が初めてである。